mocholaさんの記事を見て思い出したこと.
去年のゴールデンウィークに訪れた多摩動物公園.昼ご飯を食べるために原っぱにやって来たところ,何やら,突然走り出して,無造作に草をちぎって戻って来た娘.私に手渡しながら言ったのは
「よつばのクローバーは良い事があるんだって.はい!」
まさか・・・と思って手元を見たら・・・
・・・特殊な技能なんだろうか?
mocholaさんの記事を見て思い出したこと.
去年のゴールデンウィークに訪れた多摩動物公園.昼ご飯を食べるために原っぱにやって来たところ,何やら,突然走り出して,無造作に草をちぎって戻って来た娘.私に手渡しながら言ったのは
「よつばのクローバーは良い事があるんだって.はい!」
まさか・・・と思って手元を見たら・・・
・・・特殊な技能なんだろうか?
間もなく8月が終ろうとしています.子供達の新学期もリズムに乗り始め,長女(5才)も新しいキンダーガーテンをことのほか楽しんでいる模様.私自身も,なんでこんなに,と思うほど仕事が積み上がって行く今日この頃.
・・・そして,後一ヶ月で米国生活終了です.orz
ほんとうに,本当に,ホント〜に,一年という期間はハンパそのもの.公私ともに...海外事業を展開している訳ではなく,米国滞在そのものがカイシャの利益に直結する訳ではない私の状況において,これより長い駐在がどだい無理であることは百も承知.しかし,それでもあえて言うならば,やっぱり一年はロスが大きいな,と感じます.
いよいよ帰国準備.最もややこしいのが,色んな所と結んだ金銭的な契約関係.電気,水道は多分そんなに問題ないけれど,インターネット(Comcast),携帯電話,家具レンタル,そして銀行口座あたりがトラブりそうです.これらはタイミングがとても重要で,帰国より大分前に切れちゃうとものすごく不便,逆になんらかの理由で契約がキチンと解除されないと,いつまでも請求が続いたり,未払いが生じたりする(これが怖い).そして,きっとアメリカの事だから,漫画みたいにこういうトラブルが起こっちゃうんだろうな・・・日本から,国際電話で,しかも英語で(当然ながら)交渉しなくちゃいけないんだろうな,と,憂鬱になってくる訳です.
実は私,こういうプレッシャーが凄く苦手.いつまでになんとか,とか,いつ以降になんとか,というのは構わないのだけど,何月何日に誰々に何とか,というような瞬間勝負にめっぽう弱いのです.実際にやってみると大したことないことも多いのですが,苦手意識は変わらず・・・しかも相手はアメリカ人,仕事の約束を平気で守らない人達ですから・・・.
そう思って,早めにメールで問い合わせした家具レンタル屋.9月末の引き取り日を指定して,ブッキングしといてね,と出したのだけど,アメリカ人の常で返事が来ない.良いのか,悪いのか,はたまた読んですらいないのか・・・と思っていたら,昨日,私が仕事に行っている間に,突然トラックで家具を引き取りに来たらしいです.・・・だから,8月26日じゃなくて,9月26日だってば・・・.
早けりゃ良いってもんでもないんですよね.先が思いやられるのです・・・.
息子(8才)はスイミングスクールに通っています.日本にいた時から某大手チェーンのスクールに行っていて,アメリカに来てからは,YMCAのスクールへ.そこで図らずも感じたのは,アメリカと日本の考え方の相違.
私が子供のころも今も,日本のスイミングスクールは1ヶ月か2ヶ月に一回進級試験を受け,その間はひたすら同じ練習(例えば,”クロールの手”とか”平泳ぎのキック”とか)をやらせられる,という所が多いと思います.もちろん受からなかったらさらに数ヶ月,ひたすら「型」の練習.最初は水の中を歩く事から始め,ジャンプしたり,水中のフラフープをくぐらされたり・・・初めて「泳ぐ」ことを許されるまでにかかる,1年,2年の歳月.「面白く無い」と辞めていく友達.
息子がノックスビルのYMCAに通い始めて,まず驚いたのは,1)マトモな泳ぎ方で無かろうと,とにかくガンガン泳がされる,2)同時に複数の泳法をやる,3)型については,あまり細かくは教えてくれない,ということ.見ていると,半分溺れているような,めちゃくちゃな型の子供も,とにかくもがいてもがいて向こう岸まで向かうのです.
YMCAの教室のやり方を見て最初に思ったのは,「級」に縛られず,色んな泳法をどんどん覚えていけるし,沢山泳ぐことで体力がつきそう,というプラスの面と,いつまでも自己流のままで速く泳げるようにならないのではないか,という2つのこと.しかし,この違いが良いのか悪いのか,判断出来ませんでした.
5月になり,学校が夏休みになると,通常のスクールプログラムではなく,「スイムチーム」というプログラムが始まりました.ほとんど毎日のようにプールに出かけ,プールサイドを走り回り,ひたすら泳ぐ,それだけかと思っていたら,違いました.なんと,7月末までの3ヶ月間,毎週のようにスクール対抗の試合が開催され,先の半分溺れているような子も,まったりと温泉に使っているような私の息子も,ガンガン泳げる子も,全て25ヤードのコースで他流試合をするのです.
きっちりタイムを計って次回のレース順に反映させるので,1,2試合しているうちにヒート毎のレベルが揃って来て,半溺れの子はそんな子どうし,マッタリレベルもマッタリレベル同士,友達や親の大声援の中,それぞれにデッドヒートが繰り広げられます.あまり泳げなくても,リレーだってするのです.
そして,息子の口から出て来た言葉.「今,僕は速かった?」「どうしたら速くなる?」.3才から8才まで,日本で,コーチの細かいアドバイスに混乱し,プールでは遊ぶ事しか考えなかった息子が,このスイムチームが始まって僅かの間に会得したのは,速く泳ぎたいという願望なのでした.そして,飛び込みのやり方,手のかき方,息つぎのタイミング,等々,日本では全然理解出来なかった一つ一つのアドバイスを自ら試していったのでした.
7月末,今季最後の試合に出場しました.最終試合に相応しく,大きな観客席のついたテネシー大学の立派なプール.そして,小さな子供にも甘え無しの厳格なルールが適用された結果,多くのチームが失格し,タイムは凄く遅いけれど失格しなかった「マッタリクラス」の息子達のメドレーリレーが,なんと最終日の決勝戦に残ったのです.
なるほどね.目的を達するために手段をたてるアメリカ式.手段の緻密な積み重ねによって,結果として目的を達する日本式.夏期のスイムチームの前までは「でも,アメリカ式で,目的意識が育たなかったら,いつまでもダメじゃん」と思っていたのですが,このスイムチームこそ,その重要な目的意識を目覚めさせるための大事なプログラム,そしてその前までの通常プログラムは,その試合に出るための本当に最低限の技術(泳法を区別出来る程度の”型”と,なにはともあれ25ヤード泳ぎきること),および,既に自らの目的意識を持った子供達の泳ぎを洗練させる場だったのです.荒削りだけれど合理的な,典型的なアメリカの一面を見せつけられた気持ちです.
・・・そして,8月.スイムチームの打上げが有りました.今シーズンの締めくくりに,昼食をとりながら,スライドショーを見たり,表彰式が有ったり.そして,何故か,「8才以下の最高得点」「ベストチームスピリット」の2つで,何故か息子が表彰され,盾を貰ってきました.本人もびっくり.頑張りがコーチにも見えたのかな.
惜しむらくは,この環境は日本帰国後はなかなか維持出来ないこと.ハッキリ言って,息子の型は,まだメチャクチャの領域.タイムだって大会では中の中.日本に帰り,前と同じスクールに復帰したら,タイムを計られることも,競争する事も許されず,まして他流試合に出る事なんて決して許されず,きっと,お尻の沈み方がちょっと,とか,手の角度がもうちょっと,とかいう無限地獄に逆戻りするのだろうなぁ,と暗澹たる思いなのです.
実は,日本にも,どんどん泳がせて,子供に合わせてどんどん教えてくれる水泳教室がある事は,友人から聞いています.でも,それは電車で片道一時間も行った所の話.家のすぐそばにそんなものは無いし,なんとかならないものかな,と思う,今日この頃です.
家に帰って,デスクに置いてあった紙.お兄ちゃんが日本人補習学校の宿題で「一行感想文」を書いているのを真似して,娘も短い文で気持ちを表してみたようです.
事務手続きが長引いたせいで,娘がプリスクールに入れたのは,今年1月になってから.5月にはさっさと夏休みになってしまいました.ようやく友達も出来て,身振り手振りで意志を伝えたり,一緒に遊んだり・・・が始まった,ちょうどその時,長い夏休みに突入してしまった訳だから,残念ながら,すっかり馴染む,とまではいかなかったのですね.娘に聞いてみたら「日本には沢山友達がいるから楽しいんだよね」と言っておりました.・・・せめて,あと半年,滞在期間が長かったら,全然違う気持ちなのでしょうけれど・・・.
残り一ヶ月,新たに始まったキンダーガーテンライフを楽しんで欲しいものです.
さて,お次のダッツ.「キャラメル」の字と写真を見て,ぱっと買ったこれなのですが・・・.
Nanaさんのところで話題になっていたハーゲンダッツ,ココナツ&パイン.なぜかウチの冷凍庫にまだ残っていたので,私からご紹介差上げたいと思います.
このアイスを一口食べた瞬間,あなたが居るのはポリネシアかミクロネシア・・・あるいはタイ(笑).はっきり申し上げて,アイス部分は”ココナッツ風味”なんて生易しいものじゃ御座いません.あたかも”成分100%!ココナツミルクを凍らせました”みたいなアイスです.とろぅりとした舌触り,濃厚な甘さ,そして鼻の奥から突き上げるココナツの香り.・・・パイナップルの果肉も結構入っている(アイス部分にはパイン味はついていない)のですが,ホンノリ香り付け程度.圧倒的にココナッツの勝ち〜!!!いや,誤解の無いように申し上げますと,凄く美味しいし,濃厚味がお好きな方にはお薦めです.ただ,ほんのりココナツの香りにパイナップルの爽やかな酸味を期待していた私は,その自分勝手な想像と現実のギャップに笑わずにはいられないのでした.うはは..
出張〜.出張〜.出張です!(笑)
なにしろ,元はと言えば,出張した出先(旅先?)のことを記録しようと始めたVOX.アメリカに来てからというもの,肝心の出張が無く,休みの度に(というより休みを取って)あちこち遊び回る記録となっていましたが,今回は久しぶりに出張です.
行く先は,お隣,ノースカロライナ州 シャーロット.ただし,ちょっといつもと違うのは,日本から来たワガシャのボスの希望で,片道5時間かけて車で行くところ(ちなみに飛行機なら1時間).確かに,異国の地をちょっとドライブしてみるには良い距離で,しかも5人という人数を考えれば最もリーズナブルな方法でもあります. 同僚のマイクが用意してくれたレンタカーがこちら.ダッジグランドキャラバン.日本でクライスラー「グランドボイジャー」として売られているのと中身は一緒.大きなスーツケース1台と小さめのスーツケース4台,それにリュックの類いは3列目を立てたままでもその後ろにすんなり納まり,まだまだまったく余裕.2列目の足下には巨大なトランクルーム(2列目を畳むときにイスをしまうスペース)が空いたまま.3列目までしっかり大人が乗れて文句の無い大きさのシート.全長5.1mもあるから,といったらおしまいだけど,こういうパッケージングの車が日本車にもあったら良いのにな,と思います. そんな訳で,運転をマイク,助手席をボスに任せ,私は快適な3列目シートへ沈みます.ゔ〜.極楽.仕事の資料を眺めたりぼ〜っとしたり,しばし好き放題の時間. 昼ご飯のために寄ったのは,ノースカロライナ州の地方都市,アッシュビル.ダウンタウンは,アメリカにしては区画が小さめで,道も細め.「とりあえず共同駐車場に車を置いてから,歩いてレストランを探そうか」という感覚が久しぶりです.ちょっとヨーロッパ風?で・・・目的地シャーロットなのですが,慌ただしい日程をこなしていたら・・・いつの間にか,写真一枚も撮らずに終ってしまいました.orz.
シャーロットはノースカロライナ最大の都市です.金融の街でもあり,地方都市にしては結構裕福な人が多そうな雰囲気.仕事の後,出張先の人の建築中の家を見せてもらったのですが,敷地0.37エーカー(1500平米)!,床面積3500sqft (325平米)!!!の大邸宅なのに,周りにはもっと大きな家が沢山並んでいました.くらくら〜.
泊ったのはハイアット系列の小規模なホテルなのですが,残念ながら,予約や料金の支払いで何度も何度もトラブるし,従業員の対応も良く無かった.思い起こせば3年前シャーロットに来た時も何故かホテルの予約が入っていなかったし,去年シャーロットに来た時は預けた飛行機の預け荷物がロストになって情けない一晩を過ごしたし・・・.シャーロットと私の相性があまり良く無いことを確認した,今回の出張なのでした(苦笑).
日程の関係で,飛行機が到着した早々,こちらの担当者とワーキングディナーとなったワガシャの訪問団の方々.長旅からもイキナリの緊張からも開放された翌日,週末のデイトリップに向かいました.行き先は,秋,冬,春,と何度も訪れている,私のお気に入りのケーズコーブです.
木々の色は濃く,草は丈は膝ほどまで伸びています.下の写真は秋/冬/春と定点観測して来た場所ですが,特に春と比べると空/木/草のコントラストが強めに感じます.草の色が若干黄色くなりかけていることと,日差しが強いせいでしょうか. 気温が35℃前後と高い日中だったためか,冬よりさらに動物が少なく感じます.熊はおろか,鹿や鳥,小動物までどこかに隠れてしまっているもよう.誰もいない原っぱでは白い花がゆらゆらと揺れているのでした. 今回は時差ボケでまったりした人々と一緒なこともあり,周回路の奥にある古い農家屋敷の観光展示でゆっくりを散歩し,時間を過ごします.穀物倉庫は,冬にはとても殺風景に見えたのですが,緑に囲まれていると生き生きとして見えます. そして,農家の母屋.如何にもアメリカの古い農村という感じですね.こんな所に住んでいた頃は,本当に今よりゆっくりと時間が流れていたのだろうと想像したのでした.先週土曜日から,昨日(木曜日)まで,日本から来客(ワガシャの人&それ以外からもう一人),その対応をしていました.週末の観光や隣の州への出張も含め,朝から晩まで,久しぶりに慌ただしい日々.慣れない事をして,なんだか疲れました(笑).
メールは携帯に転送されるものの,PCを立ち上げる時間も余り取れない状態.一週間VOXを覗かないでいたら,なんとなく浦島太郎の気分です.(VOXは重くて,iPhoneで見るにはストレスかかり過ぎです・・・)
日本のワガシャは夏の間,”環境保護”を理由にノーネクタイです.アメリカでの滞在先は当然のように年中ノータイで,極端な人は短パンTシャツです.(念のため,もちろん職種によると思いますが,私の職種は,ちょうど,日本人:スーツ着用,米国人:非着用,の境界線あたりに有ります) 今回のミーティングでも,だれもネクタイなんかしていなかったのですが,このところ全く着る機会がない私は,面白半分で着てみました.・・・アメリカに来てから,首が太くなる程太ったとは思わないのだけど,久々に襟の一番上のボタンを留めたら,なんだか窮屈な感じで気になります.思い切り肩がこってしまった. やれやれ,2ヶ月後,帰国したら,慣れるのに暫くかかりそうです・・・.
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