会議の予定を縫って,ウルムチ郊外の"天池"に観光に行きます.ネット等でしらべると,ウルムチに来た人が必ずといっていいほど行く観光地で,「中国のスイス」と呼ばれているようです.ウルムチ市内からバスにのって片道2時間ぐらい.1時間は乾燥した草原地帯を走り抜けます.その後,日本と比べると切り立った印象の山を,小さな川に沿って登り始めるにつれ,緑豊かになってきます.ここで不思議な現象が.
・・・上流に行けば行くほど,水量が豊かになるのです・・・.
考えてみれば,水源は天池一カ所(天池には,さらに遠方の天山山脈から雪融け水が注ぎ込むのでしょう).支流の合流もなく,乾燥した土地を通り抜ければ,当然ながら水量は減って行く訳でして・・・.当然の結果ながら,下流に行けば行くほど水が多くなるという常識を持った私には,ちょっとびっくりする出来事です.
そして,いよいよ天池.正直な所,まぁ,芦ノ湖みたいなもんか,という印象.元々乾燥した中国西部に済んでいる方々は感動するのかもしれませんが,日本人である私には比較的見慣れた風景に感じました.山のあちこちに建っている社やお寺を除けば・・・.むしろかりかりに乾いたサバンナのような平野から豊かな自然に至る道中が印象深い天池観光なのでした.
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