(最初にお断り:後半に日本食屋@ケンタッキー州の話があるので,アジアの食卓グループに投稿させて頂きます)
予定より距離を残した最終日.Google Mapsによれば,クリーブランドからノックスビルまでの予想所用時間は8時間.この中途半端な時間がアブない(笑).ワシントンDCからの帰り道もそうだったけど「1,2時間食事や休憩を入れたって明るいうちに帰れるじゃん」という発想が出るんです.案の定,全行程の3割強をこなした11時過ぎに友人から電話.
「さっき通り過ぎたアウトレット,行って良い〜?」
「うん.行こ行こ!」
てなもんで,早めの昼食&お買い物タイムです.限られた時間で如何に良いものをゲットするか(笑),という,借り物競走にも似た雰囲気を醸し出しつつ各々散って行ったのですが・・・結局買い物が終わり,出発したのは3時前.誰一人,写真すら撮っていないところがちょっとおかしいです.ま,いっか.最後まで粘ったカミさんは結構ずっしりと食器を買い込んでいました.・・・あと3ヶ月なんですけどね.米国滞在期間.
シンシナティで,いよいよ高速道路I-75に合流.あとは一本道だ〜,と妙な感動を覚えます.そして,夕食はレキシントン市内でとることに.レキシントン(正確にはその郊外)には,
北米トヨタの主力工場があり,その周囲に多くの日系自動車企業があるそうです.高速道路I-75で程よい距離にあるノックスビル周辺にもそんな企業があり,私の友人にもトヨタ関連の企業に勤めている人が割と多いのです.つまりそのご本尊があり,多くの日本人が住んでいるのが,レキシントン.当然目指すは日本料理屋.ちょっと見つけづらかったものの,カーナビで見つけ,たどり着いたのは「
すがの」.
お?行灯が良い感じです.ちょっと期待出来る?
一歩お店に入って,びっくり.寿司カウンターに,靴を脱いで上がるお座敷.そして一番奥に,カラオケセットを備えた宴会も出来そうなお座敷.その壁に,筆書きのお品書き.
・・・お洒落じゃないけど,正に,日本の居酒屋.メニューだって,マグロ漬け丼!合鴨塩焼き!!もずく酢!!!サバ塩焼き!!!!わさび漬け!!!!!・・・いやまて,食べてみないと分からない・・・.
”拉麺”
”合鴨塩焼き”
”イクラ,トロ”
”マグロ漬け丼”
さらに,写真を撮る余裕も無く食らいついてしまった”カンパチの寿司”.
あぁ〜.うまかった〜〜.
一同大満足です.米国在住歴が長い友人も含め,アメリカ南部に住んで初めてお目にかかる,本当の日本食屋だと認定〜.しかも,拉麺も居酒屋料理も寿司も,全部同じ店で食べられちゃう所は,もしかして日本以上に便利?さらに,結構食べたつもりだったけど,お代は一家族あたり$45〜50程度.二度びっくり,三度びっくりだったのです.
実は,以前はレキシントンに住んでいて今はノックスビル在住,という友人から「レキシントンには日本から町がそのまま来てるんですよ.日本食レストランなんかもトヨタが連れて来た職人さんがやってて・・・」と聞いていたのですが,もしかすると,ここがまさに,そんな店なのかもしれません.
すっかり寛いでしまい,店を後にしたのはなんと8時過ぎ.しかし,日本食パワー(笑)で元気になった私達は,頑張って運転を続け,日が変わる直前に,無事ノックスビルに帰ってくる事ができたのでした.
・・・それにしても,この旅行,最後の最後に大金星をあげた感じ大.後でこの友人達にあっても,出てくるのは「いやぁ,あの日本料理や,うまかったねぇ.日本人にとっては,アトランタ(注1)に行くより良いんじゃない?」なんて話ばかり.折角のナイアガラの滝,負けてます(笑).
注1: ノックスビルに一番近い都会がアトランタ.どうしても手に入りにくい新鮮な魚介類とか,都会にしかないブランドものを探しに片道3時間半かけて行く町なのです.レキシントンはアトランタより当然田舎だけど,日本人にとっては良いのかも?
最近のコメント