さて,マネジメントが今ひとつの,そのホテル.部屋は奇麗で広く,申し分有りません.風呂のお湯も出るし,トイレの匂いもひどくない.空調もきちんとききます.リネン類もちゃんと置いてあるし,毎日変えてくれる.でも,安心していると思いがけないことが起こり,楽しませてくれます.
デポジット
これはあまり楽しいことではないのですが・・・.ホテル従業員の基本スタンスは「客を信用しない」です.すべての金銭は現金,前払い.さらに借用物という借用物に,結構な額のデポジットが要求されます.例えば,ネット接続に100元,イーサーネットケーブルに25元.部屋の鍵ですら50元のデポジットを要求されます.もちろんこれは最後に返還されるはずですが,あまり気分の良いものではないことは確か.しかも,どうやらデポジットの額は対応する従業員によってまちまち,中にはデポジットの領収書をくれようとしない人もいます.領収書のない人はどうやってデポジットを返してもらうのでしょう?言い値で交渉?それとも,向こうにはちゃんと控えてあるのかな?
レストランの営業時間
レストランは3カ所くらい有るのですが,いずれも,朝,昼,晩のバイキングの時間,および会議のバンケット等の時だけオープンし,それ以外は閉まっている模様(しかもなぜか会議の終了日には晩ご飯の時間も閉店・・・).カフェやバーのような場所は無く,飲み物が欲しければホテル外にでるしかなさそうです.考えてみれば(そして極論すれば),ホテル=ベッド.その必要要件を満たしているのだから,食事ぐらいは,気持ちよく外に出かけましょう.
魔法瓶
お茶の国である中国.部屋には,お茶用の大きなマグカップとお湯の入った大きな魔法瓶が置いてあります(お茶自体は無い).この魔法瓶が面白い.お湯をつぐために中蓋をスポンと抜くと,とたんに底からお湯がぼたぼたと漏れます.中蓋をするとぴたりと止まる.手品のようです.内側容器のどこかが漏れているのでしょうが,逆に内蓋の気密性に感心したりして.毎日魔法瓶ごと取り替えてくれるのですが,かなりの確率で「漏れる瓶」です.あたかも仕様であるかのようです.お湯を注ぐ現場では,じゃぁじゃぁ床にお湯を漏らしながら入れているのだろうなぁと想像すると,なんだか微笑ましいです.
停電
停電というよりは,ブレーカーが落ちるんでしょうが・・・.建物単位,フロア単位,など,色んな単位で電気が落ちます.たいがいは,電気が落ちると数分してから従業員さんが廊下でなにかしら話を始め,またしばら〜くすると復帰するというルーチン.しかし,夜10時頃,フロアの電気が落ちると,いくら待っても復帰せず,そのまま寝ざるを得ませんでした.フロア担当が帰ってしまったか,当直が眠ってしまっているか,という所なのでしょう.結局翌朝も電気は通じずじまい.夕方に帰ってきたら,ベッドメイクされるとともに電気も復帰しておりました.
[いいですね]
ウルムチに、少々飽きれぎみかと思われる、まさといさんですが、カードでのデボジットなんて論外ですねー
( ̄0 ̄)/ウルムチって凄すぎる、、、
投稿情報: shin | 2008/01/01 03:41
ホント,とにかくここまで突き抜けていると,かえって笑ってしまいます.良く中国との合弁プロジェクトの苦労話として国民性の差が挙りますが,確かに日本人とはすごくメンタリティが違うように感じますね.
投稿情報: まさとい | 2008/01/02 08:16