いよいよ帰国日.朝7時,空港に向かおうとタクシーを待っている最中に,US airwaysから荷物発見の電話.シャーロット空港にあるとのこと.行き違いにならなくてよかったです.カウンターのおばちゃんは無愛想で,どこで見つかったんだと聞いても「知らん」の一点張り.非常に気分の悪い思いをしながらも,同じくUS airwaysにチェックイン.我ながら少々情けなし.後でカバンに付いていたタグの便名から調べて見たら,どうやら私のカバンは一人でフロリダまで旅してきたようです.
シャーロットからロサンゼルスまではAirbus A321.ジョイスティックで飛ばすアレですな.ストレッチした機体はスマートなんだけど,パイロットがジョイスティックをクィクィやってる姿は想像してもなんだかしっくりきません.離陸してしばらくすると,おもむろにテレビ画面が開き,US airwaysのコマーシャルをやります.結構な音量.日本だったらすぐクレームになりそうだけど,アメリカなら大丈夫なのでしょう.しかも,しばらくして映画が始まると音が消え,あとは1回$5ナリのヘッドホンを借りないといけないとのこと.商魂逞しい.飛行時間はナント5時間半.アメリカは広いですね!食事無し.満席.大したものです.となりに座ったおばあちゃんとその隣の孫息子はとても気さくで,余り英語をしゃべれない私でも嫌な顔をせず色々話してくれます.日本から来たと言うと,「私は日本には行ったことはないけれど,中国には行ったことが有るのよ.あそこは良い所ね」.いやいや,中国,良く知りませんけど.そのうち,「私は飛行機なんて大きなものが何故飛べるのか,不思議で仕方ないのよ.何故だか知ってる?」・・・ここで揚力の話をしても仕方ないし(多分おばあちゃんだってそんなことは望んでいないし)しばらく悩んだあげく「不思議ですねぇ」という間抜けな答え.嘘にはならず,場もしらけない答えって難しいですね.
さて,ようやくロス空港についても,そこはまだ10時そこそこ.東部時間と太平洋時間って時差3時間有るんですよね.アメリカの広さを感じる変な瞬間.
空港の売店で,お約束のチョコを大量に買い搭乗口へ.シンガポール航空の747-400を見て一言「でか!」.747って,本当に大きな飛行機だったんですね.あちこち移動しまくり,同行の皆様の顔にも疲労がありあり.きっと私も似たような顔をしているんだろうなぁ,と思いつつ,機上の人となったのでした.
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