新まさといの出張報告

2008/5/26, Washington DC - Knoxville

「遠足は，家に帰るまでが遠足です．気をつけて帰りましょう」

小学校の時，遠足の最後に必ず先生の言う台詞．なんで，こと遠足の日に限ってこんなことを言うんでしょうね．だって下校経路も下校時間も何時もと変わらないのに．違うのはちょっと残ったおやつがリュックに入っていて，水筒にお茶が入っていること．家に帰るまでが遠足だから，ちょっとおやつ休憩の時間を入れてみたりして．ぷぷぷ．
いきなり脱線しましたが，ともかく行きに2日間かけてゆっくり来た経路を，今度は高速道路をぶっ飛ばして帰るつもり．気合いを入れて，ナビくんの指示に従って出発〜．

I95

・・・て・・・これ，行きと違う高速道路，走ってません？実はこのナビくん，同じ目的地を設定しても，日によって指示する道が違うという，素晴らしい機能（？）が搭載されているのです．長距離だと，道の違い方もダイナミック（笑）．

どうせ経路上だから，と寄ったワシントンDC郊外のショッピングモール，ポトマックミルズ，色々見たり昼食を取ったりしているうちに，知らぬうちに時間は2時過ぎに・・・げげっマズい．焦って急がせた言い方が悪かったか，妻はかなりご立腹の様子．申し訳ないと思うけど，まさに今日中に帰れるかの瀬戸際だし・・・．遠足の帰り道は道草せず，気をつけて帰りましょう＞自分．orz

VirginiaLoad

ナビくんは，しばらく南下した後，一般道で南西に向かい，その後アパラチア山脈を越えて高速道路に戻る道を指示．この一般道というのが，森の中を真っすぐに抜ける，とても気持ちのよい道です．帰りは単調な高速道路を覚悟していただけに，これは嬉しい．制限速度55マイルで駆け抜けて行きます．

結局，家に到着したのは夜の10時台．準備が悪く間抜けな旅でしたが，特に事故もなく帰って来れたので，良しとしましょう．

2008/5/25, Washington DC市内観光（後編）

NationalMall

バスが運休だったために，思わぬ距離を歩くはめになった子供達．ワシントンモニュメントから国会議事堂まで真っすぐ続く公園はナショナルモールと呼ばれ，両側にスミソニアン博物館の各建物が並びます．でも公園自体は木々が小さくて日差しが強く，砂利道も砂が多くてほこりが舞うので，思ったより快適では有りません．そんな中を，文句を垂れながらも歩いたご褒美に，子供達は博物館近くのカルーセルにご搭乗．小さくて古いカルーセルですが，素朴で良い感じです．長男は一つしかないドラゴンをゲット，長女も3,4頭の馬を見て回り，なにやら納得した上で馬に乗りました．思ったより長い時間回ってくれて，満足出来た模様．

Carousel1

Carousel2

さて，スミソニアン博物館．テーマごとに分かれた複数の博物館＆美術館の集合体なのですが，今日のお目当ては子供にも大人気（by 地球の迷い方）の航空宇宙博物館です．敷地は思ったよりこぢんまりしていて，展示物も色々なものが所狭しと並べてあります．中には手前の展示物に隠れて良く見えないものもあり，ちょっと展示法が古い感じ．でも内容はライト兄弟からエアバスA320まで，またロケットも大戦中のミサイルからスペースシャトルまで，歴史上とても重要なものが揃っています．

WrightFlyer

まずこれは，かの有名なライトフライヤー（の模型）．周囲の壁には，飛行を成功させるために開発された新技術の数々が模型や図面，それに当時の実物の部品などを使ってとても分かりやすくディスプレーされています．中にはライト兄弟の論文も．機械工学に「個人による発明」という夢があった時代だな，と感じます．

Spilit_of_St_Louis

そしてこれは，「翼よ，あれがパリの灯だ」のリンドバーグの飛行機，Spirit of St. Louis. 小さな飛行機です．これで大西洋を横断したのか，本当の冒険家だなぁ，と，私だけ感慨ひとしお．

Trimotor_DC3

第二次大戦前後に活躍した民間機，フォード・トライモーター（手前）とダグラスDC-3（後方）．インディジョーンズ2をご覧になった方は雪山に墜落するブリキバケツみたいな飛行機を覚えてらっしゃるかもしれませんが，それがこのトライモーターです．平らな板をつなぎ合わせたボディーにむき出しのエンジンは，まさに飛ぶための機械，という様相．そしてDC-3はアメリカ大陸横断のために開発された大ベストセラーの大型機です．ピカピカに磨き上げられたジュラルミンボディーがカッコいい！日本では，全日空初期の主力機だったようです．イラストで”ヒコーキ”を描くとこうなるんでは？という感じの，親しみのある形をしています．

ZeroFighter

暗い展示室の中に吊られていたのは零式戦闘機．これはサイパン島で米軍に差し押さえられたもの．墜落したものではなく，奇麗な状態で保存されている本当に数少ない機体の一つだそうです．戦争の道具であるというのは悲しいことですが，純粋に小型飛行機としてみると，コンパクトで無駄がなく伸びやかなスタイルは，同時代の英・米・独・伊，どれと比べても優れているように思えます．

Voyager

そしてこれは，Voyagerという名前の飛行機．1986年に，初めて無給油／無着陸世界一周をした飛行機です．華奢なスタイルは「人が乗れる紙飛行機」という印象．あまりにも華奢すぎて，離陸のときに翼の先端が壊れてしまったくらいだそうです．でも，グライダーとかもきっとそうですが，こういうのこそ，きっと，元々人類が考えた”空を飛ぶこと”なんだろうなぁ，と思います．

映画もプラネタリウムも見て，そこそこ満足して博物館を後にしたのは，まだまだ日の高い午後7時でした．正直な所，思ったよりこぢんまりしていて，ふ〜ん，こんなもんか，と思ったのですが・・・これまた後でパンフレットを見て，大物は郊外の別館にあるということが判明．エノラゲイ，ボーイング707，コンコルド，スペースシャトル，ステルス・・・し・・・しまった〜，行くべきはこちらだったか．

後から考えると，どうもこうも，詰めの甘い一日でした．まぁ，スミソニアン博物館もまだまだ沢山あることだし，子供がもう少し大きくなって，機会があったら，また来ましょう．

2008/5/25, Washington DC市内観光（前編）

GoodMorningMonument

朝，ホテルの窓から外を眺めると，ビルの向こうから，ワシントンモニュメントが頭を出しています．ワシントンDCはこのモニュメントより高い建物は建てられない決まりになっているんです．
さて，3日目はナント！車を運転すること無く，一日市内観光をしようという訳です．ワシントンDCって都会だなぁ！

大きな地図で見る< /small>

大まかに決めた目的地は，（１）ワシントンモニュメント，（２）リンカーン記念館，（３）スミソニアン航空宇宙博物館．ホワイトハウスは見学出来ないので，道中ちらっと眺めようと言う計画．朝の清々しい空気の中，New York Avenue NWを歩き，地図上でホワイトハウスと記された建物へ・・・ちょっと記憶と違う感じ．違和感を感じつつも，よく考えず，通過．しかし，それがいけなかった．後でよく見たら，実はホワイトハウスの隣の建物だったことが判明．朝っぱらから，いきなり「ワシントンDCを観光したのにホワイトハウスを一目もみなかった」という，大ボケをかましてしまいました．orz

WashingtonMonument2

さて，ワシントンモニュメントに着いたのは8:50．実はこのモニュメント，中にはエレベーターがあって，頂上に展望台があるという，立派なタワーなのです．その展望台に登るチケットの配布が9:00から始まるのですが，既にずらりと並んだ人，ヒト，ひと（写真撮るの忘れた）．へ〜，アメリカ人も並ぶのか〜，と感心しつつ，チケットブースから遥か彼方の列最後尾へ．しかし9時を過ぎても，いっこうに前に進みません．米国のスーパーのレジやチケット売り場，とにかく時間がかかります．こりゃぁ，大変だぞ〜，と思った矢先，急に列がどんどん前進し始めました．なんとなくいやな予感・・・果たして，前方で大きな声を張り上げ「今日のチケット，終っちまったらしいぞ〜」と知らせるおじちゃん発見．あちゃ〜．ウマくいかないもんだなぁ．

LincolnMuseum1

LincolnMuseum2

しばしモニュメントを見上げた後，向かったのはリンカーン記念館．1セント玉の裏面に着いている建物です．モニュメントからは1kmくらいありますが，間はずっと公園になっているので，リスを観察しつつ，長女のペースに合わせてユックリ歩きます．こんな距離を歩くのは久しぶりかもしれない．

LincolnStatue

記念館の中にはリンカーンの大きな座像が有ります．それだけですが，偉大なるリンカーンの記念館ということで，米国人の気持ちに訴えるものがあるのでしょう．現地校でなにやら習っているらしい息子は「これがリンカーンの像かぁ」と感慨深げなのでした．

さて，リンカーン記念館は公園西端にあります．次の目的地，スミソニアン博物館は公園の東より．それなりに距離があるのですが，ちゃ〜んとDC Circulatorという周回バスが走っていて，これに乗れば広い公園まわりも効率よく廻れます．・・・のはずなのですが・・・なぜかバスが来ません．運行経路は車両の通行がシャットアウトされており，バス停には「緊急運休」と書いた紙がひらひら．なんで〜？？？今朝きちんとウェブで確認したのに！！！・・・ま，いっか．なんだか予想外の展開が朝から続いているので，驚かなくなっています．

バスに乗れない分，昼ご飯を簡略化（スタンドのホットドッグ）して時間を稼ぎ，歩いて博物館に向かう私達なのでした．

（後編へ続く）

2008/5/24, Waynesboro - Shenandoah - Washington DC

Shenandoah_Entrance

2日目も良い天気．青空のもとシェナンドア国立公園内を走ります．尾根を伝うスカイラインドライブは首都ワシントンDCからほんの1時間ほどで来れる大自然の観光道路．ちょうど日本だったら箱根のターンパイクや伊豆スカイラインみたいなものでしょうか．伊豆は，気持ち良さは負けていないけれど，通行料金が高いよなぁ，などといらんことを考えながらドライブします．道路の周りには，至る所に，展望台，ビジターセンター，それにトレイルルートが完備されており，ビジターセンターで貰える地図をたよりに，気の向くままに車を降り，山歩きを楽しむことが出来ます．ルートは数マイル，2〜3時間程度のものが多いようですが，ウチはきちんとした装備もなし，子供も小さいので，ほんの15分ほどで回れる一番短いコース選びました．険しい経路もなし，滝も無いので，単調ですが，比較的明るい春の森の中を散策するのは楽しいものでした．

Shenandoah_Forest

シェナンドア国立公園を後にし，高速道路をしばし走ると，そびえ立つワシントンモニュメントが見えてきました！想像していたよりも，遥かに大きいです．”モニュメント”というよりは，ちょっと変わった形の高層ビルなんですね．

Washington_Monument1

本日の宿泊は，ダウンタウンの一画にあるルネッサンスホテル．普通はかなり良いお値段の，ちょっと良いホテルですが，ほぼ半額で泊れる特別価格だったので，ここに泊ることにしたのでした．ところが，2ベッドの部屋を頼んだつもりが，確保されていたのはキングサイズ1ベッドの部屋．困った顔をしていたら，キングサイズのベッドの他に，大きめのソファーベッドがあるから，それで良いか，とのこと．うんうん．それなら問題ありません．

で，部屋に向かってみると，指定された部屋番号の扉は・・・両側観音開きの木の扉でした．早口のフロントのお姉さんが「スイートアサインシタヨ」と言っていたような言っていなかったような気がしたのですが，まさか本当だとは・・・．大げさに喜んであげればよかったか？で，その部屋，大公開〜．

Suite1

Suite2

デカいソファーセット．８人座って会議ができる大きなテーブル．広いキッチンカウンター，そして別室にキングベッド．急にリッチになったような錯覚をしばし味わった後，再び外出した私達家族は，リーズナブルな食事を獲得すべく，中華街に向かうのでした．

2008/5/23, Knoxville - Waynesboro

皆様ご存知の「♪カントリ〜ロ〜ド，ティクミ〜ホ〜ム♪」という，アメリカっぽい歌，その歌いだし・・・

“Almost heaven West Virginia
Blue Ridge Mountains, Shenandoah River”

ここに出てくるブルーリッジマウンテンが1日目の，そしてシェナンドアが2日目のドライブルートです．（もっとも，ちょっとク゜ク゜ると，この歌詞を作った本人達はここを訪れたことすら無かった，ということが分かりますが・・・まぁ良しとします）

BlueRidge_Roanoke

家を出て，昼食や給油を挟みつつ，高速道路(I-40, I-81)をぶっ飛ばすこと5時間，Roanokeという町に到着．ブルーリッジパークウェイは総延長が460マイル（740km）もあるのですが，今回は，そのうち北端の115マイルだけ，Roanokeから北側の出口までをドライブします．まずは道の様子をご紹介（子供のおふざけ声が凄すぎるので音はカットしました）．

BlueRidge

アメリカにしては細めの道幅ですが，きちんと芝生を張った路肩があり，その中をゆったりとしたカーブが続きます．そりゃもう，気持ち良い，の一言．できればバイクで来たかった．

Lizards

こちらはビジターセンターで会ったトカゲ達．詳しい種類は分かりませんが，よく見ると結構愛嬌のある顔をしています．2匹で色がちょっと違うのは，もしかしてオスとメスの違いなんでしょうか？動きがものすごく速くて子供達をビビらせていました．

JamesRiver1

JamesRiver2

そしてこれは，どうやって出来たのかさっぱり不明だけれど，何故かアパラチア山脈をバッサリ横切って流れるジェームズ川．昔は貴重な運河として活用されていたそうです．水量は結構多く，森の中をとうとうと流れて行きます．私の住んでいるノックスビル（テネシー川）もそうですが，川の傾斜がとても緩いので，山の中でもタップリと水量があります．北海道あたりなら，こんな景色にお目にかかれるでしょうか？

DeadTrack

森の中に突然現れたのは，朽ちた鉄道のレール．20世紀初頭，木材を伐採して運び出すために作られたものなんだそうです．実は，大量の伐採と山火事のせいで，オリジナルのブルーリッジの林は無くなってしまい，今あるのは，ほとんどその後成長した木々なのだそうです．

ChristmasTreeFarm

そしてこれ．走っている車から撮ったので，手前に柵が写ってしまいましたが・・・これは”クリスマスツリーファーム”だと思われます．きれいな円錐状に整形しながら育てて，12月になると一斉に出荷！するんだと思われます．と言うことは，あの赤いトラックには，サンタが乗っているのか？

宿泊地，Waynesboroについたのは19時30頃．外はまだまだ明るいし，まずまずの行程でした．

Washington DC観光（その1）

昨日は”Memorial Day”で会社はお休み．先週の金曜日も休みを取って4連休とし，ワシントンDCに旅行してきました．行程は地図のとおり．Google Mapの設定を[地形]にするとよく分かるのですが，アメリカ東部には，テネシー州からペンシルバニア州にかけて，いく筋もの”しわ”に見える山脈があって．その代表格がアパラチア山脈です．ワシントンDCに行くには，このシワに沿ってドライブして行きます．

大きな地図で見る

一番速いのは高速道路(I-81)をず〜っと行く方法．ノンストップで9時間．でも，それじゃまるで長距離トラックの運ちゃんです．旅の楽しさは時間しだい，道しだい．実は，ノックスビルの近くからワシントンDCの近くまで，アパラチアの尾根に沿って，緩やかに延びるワインディングロードが，ずっとあるのです．グレートスモーキー国立公園，ブルーリッジパークウェイ，それにシェナンドア国立公園と，大きく3つに区切られた道路はなんと総延長1000km！ちょうど本州の尾根に沿って，ず〜っと気持ちのよいワインディングロードが続いていたら，こんな感じでしょうか．アメリカの中でも特に緑と水の豊な地域で，キャンパーやバイカーが沢山やってきます．

さすがに小さい子供を連れた状態で，全行程をこの山沿いの道路で行く道楽は許されませんが，ちょっとだけそんな道を楽しみながら，ドライブ旅行してきました．次からその詳細をご紹介致します．

Thai Kitchen, “Thai Ginger” Rice Noodle Soup Bowl

Thai_Kitchen_Thai_Ginger

「タイキッチンのカップ麺よろしく」というNanaさんのコメントが頭に残ったある日，スーパーで私の前に現れたのは，そのカップ麺でした．2ドルという強気な価格設定のそのカップを，一度は棚に戻したものの，押し寄せる興味（恐いもの見たさ？）に逆らうことは出来ず，購入したのでした．写真を見ても決してウマくなさそうな所が笑えますが，タイジンジャーの米麺ならちょっと試してみてもよいかな，と思った訳です．

Thai_Ginger_Directions

ImportedBySimplyAsia

早速裏返し，インストラクションを・・・なに〜！！！” Simply Asia”???．”Thai Kitchen is a Trademark of Simply Asia Foods, Inc.”???．図らずも飛込んで来た，その恐怖のブランドロゴに，思わず気を失いそうになる私・・・．さてはNanaさん，知っていたのでは？してやられたか？ガクガク震える膝．押し寄せる恐怖におののく．しかし！！！まだ諦めるのは早い．あくまでも”Product of Thailand”だ．単に”Imported by Simply Asia”だ！

MadeInThailand

カップの底にさんぜんと輝く”MADE IN THAILAND”の文字にすがるように，私は蓋を開けたのでした．

お？？？粉々だけど，割とちゃんとした米の麺っぽい？そして袋入りの具は，結構見た目マトモそうでは有りませんか？スープと具を開けると，ふわりと漂う香草の香り，そして，油は控えめながらもきちんと香る，ごま油．この瞬間，私は最悪の事態は免れたことを悟ったのでした．ふっふっふ．

CookedThaiGingerNoodle

そして，こちらが出来上がった所．まず，香りは，香草とごま油に，甘い米の香りが加わり上々．粉々だけれど，Cup Noodle (USA)よりは3倍マトモな麺．スープは全く辛く無いけれど，多分ナンプラーによる旨味と塩味，ライムの酸味が混ざった奥ゆかしい味．具の香草は，本当はもう少し奇麗に開いて欲しかったけれど，まぁ風味付けになっています．全体としてはよりどころの無い中途半端な味わいですが，唐辛子かなにかでキチンと辛みを足し，生の具をちょいと足してやれば，そこそこ食べられるのではないかな？と思わせる味だったのでした．

で，もう一回買うか？ですと？・・・あ，いや，次は中華三昧にしときます（笑）．あるいは自分でトムヤムスープを作って，自分で買って来たビーフン入れます（笑）．つまり，その程度のお味でした．正直な所，結構良い線までいってるんだから，しっかり辛みの出る具を入れとくべきだったのではないかなぁ，と思います．・・・それに，一体，”ジンジャー”はどこに入っていたんだろう（笑）．ほとんど，風味すら有りませんでした．謎が残ります．

2008/5/10, 春のケーズコーブ

Green_CadesCove

秋，冬と訪れているケーズコーブに，また行ってきました．今回はバーベキュー好きの日本人の友人家族に誘われて，バーベキューがてら，春の緑を楽しんで来ました．

BBQ_CadesCove1

BBQ_CadesCove2

バーベキューサイトは，しっかり国立公園の中に有ります．人を遠ざけるだけではなく，楽しむことを考えるアメリカ人（良し悪し両面ありますが）らしいですね．砂利を敷いて整地したサイトに，コンクリートをしっかり打ち込んだテーブル＆ベンチ．そして，どうやらこれらを，早い者勝ち，無料で使って良いそうです（友人談）．サイトのすぐ横に，子供達が遊ぶのに丁度良い小川が流れており，子供達は食べるよりそちらに夢中．夕方5時から開始し，3時間があっという間に過ぎて行きました．

Spring_CadesCove1

Spring_CadesCove2

BBQ撤収後，薄暗くなっていたものの，いつものようにケーズコーブ内の周回道路を回ります．辺りはすっかり春から夏に移ろうとするところです．秋，冬と定点観測して来た原っぱには，なんと，熊が居ました．数人のアメリカ人，私の友人，それに子供達まで，みんな近づいて行ってしまったんだけど，大丈夫なのか？熊，かなり走るの速いぞ〜．困ったものだ・・・．

Bear

周回道路を回り終える頃には，とっぷりと日が暮れていました．いつもならそろそろ眠る時間の子供達，思い切り遊んだ疲れもあるのでしょう，帰りの車の中では静かに眠ってくれました．

Maruchan Instant Lunch，スパイシーエビ対決

またかよ！という声が聞こえてきそうな今日この頃ですが，私はまた性懲りも無く一個¢33のカップ麺をすすっています．代り映えしない？そうですね．じゃ，今日はちょっと文体を変えてみましょうか．

これまでの調査で，カップ麺の育たない荒涼たる不毛の砂漠である米国でも，エビのカップ麺はマシだという仮説を立てた私は，それを確信に変えるべく，さらなる探求を続けた．今回の目的は，エビバリエーションの比較だ．カップ麺ストック袋の奥底からピックアップしたのは，マルチャン，インスタントランチのエビバリエーション，Lime Chili with ShrimpおよびHot & Spicy with Shrimpだ．ここでは親しみを込めて「ライム」「ホット」と呼ぶこととしたい．

＜パッケージ＞

Spicy_Shrimp_match

ライムとホットはエビ仲間だが，その外見は全く対照的だ．あわい黄緑にピンクのアクセントでファンシーな装いを見せるライムに対し，ホットはオレンジと黒にピンクを混ぜるという毒々しい色合いに加え，炎模様で周囲を寄せ付けないオーラを発する（まるでトンガった男子高校生が，それでも彼女から貰ったファンシーな携帯ストラップを大事にしているようにも見えるが，そんなことはどうでも良い）．並べたカップ麺と対峙することしばし，私はライムから食すことにした．それはホットに恐れを抱いたからではない．むしろ，先にホットを食し，やはりこれまでのように期待はずれな薄味だった場合，その後，さらに軽そうなライムを食すのは苦痛以外の何者でもないと判断したからだ．

＜ライム＞

ChiliLime1

ふたを開けた瞬間，私は度肝を抜かれた．前回のカップヌードルをはるかに下回るその小さなエビは，それでも怪しげな油の衣を着こみ，自分を大きく見せようと健気な努力をしていたのだ．私は思わず

「無理しなくていいんだよ」

と声をかけた．元より具に期待してはいけないのだから．

ChiliLime2

湯を注いだあとは3分好きにさせ，すっかり出来上がった所を食す．油断をさせておいて，ガッと食べるのだ．麺は普通だ．他のアメリカ麺と変わらぬ，味もコシも持たぬフヌケ野郎だ．具は混ぜたら何処かへ消えた．そしてスープは・・・私は不覚にも感動してしまった．やはり薄めだが，バランスの取れたチリオイルとライムのコンビネーション．これは簡易版トムヤムスープだ．程よい辛さが私の血流を促進し，次第に体がほてってくるのを，私は感じた．

＜ホット＞

HotSpicy2

ライムを食した後，ホットに対する目が変わった．コイツは意外に楽しませてくれるかもしれない．ふたを開けると，濃いオレンジ色が”HOT”であることを主張する．良いではないか．出来上がっても鮮やかなオレンジ色は色あせない．麺にスープの色が移っている様はここしばらくお目にかかっていない．期待出来る．

HotSpicy3

しかし，その期待は，麺を一口食べた瞬間，脆くも崩れ去った．なんだ，この薄さは？思わず麺をかき混ぜなおす．もしかしたら何処かに固まりになって溶けきらないスープの素があるのではないか？
・・・しかし，期待は再び裏切られた．辛いことは辛いが，つかみ所の無い薄さを感じるスープは全く変化を見せようとしない．もはや私に出来ることは，ただ悲しいエネルギー補給の手段として，残された麺をかき込むことだけだった．

結果を言えば，ライムとホットは全く性格を異にするカップ麺だった．そして，ライム(Lime Chili with Shrimp)は想像以上に私を楽しませてくれた．今後のMaruchanとの対戦に期待を持たせてくれる一杯だった．

（つづく？）

2008/5/8, Denver - Knoxville

朝，目が覚めてまずチェックしたのは天気予報．丁度帰宅日に合わせたように雷雨圏がテネシー州に来ているのです．ラッキーなことに，雷雨は予想より少しスピードが遅く，丁度出発地デンバーと到着地ノックスビルの中間にいるようです．巡航中に多少揺れるかもしれないけれど，予定通り飛びそうです．

CRJ700_DEN_TYS

飛行機はまたまたCRJ700．私はこの機種の硬質な揺れがどうしても好きになれません．既に老朽化著しいMD80シリーズより安全なんだとは思うのですけれど・・・．雷雨圏の影響は思ったより軽く，下降中にぐらぐらした程度．かえって，追い風の影響か，予定より20分も早くノックスビルへ到着しました．

DentedBottle

これはデンバー空港で買った水．2/3くらいデンバーで飲んで，キャップを締め，そのままノックスビルまで持って来たら，大きく凹んでしまいました．『マイルハイシティ』と呼ばれる高地のデンバーと標高の低いノックスビルの気圧差のせいなのでしょう．

StateQuaters

そして，今回の出張では，できたてニューメキシココインを含め，いくつかのステートクオーターを集めることができ，フィラデルフィア製(P)とデンバー製(D)を合わせれば，めでたく既発行のコインが揃いました（未発行なのは，アリゾナ，アラスカ，ハワイ）．次はP, Dそれぞれ集める段階です．