さて,片道2時間の彼方に旅立ってしまったオフィス(笑).
色々不便はある訳ですが,今の所,一番困るのはデスク上のパソコン内のデータへのアクセス.とにかく,片道2時間かけてパソコンの前まで行かなければ,というのではお話になりません.幸い,家のすぐそばに以前のオフィスがあって,新しいオフィスとはLANで繋がっているので,自分の身が旅しなくても,近くのオフィスでデータを引張り出す手だてはいくつか有る訳です.
そこで私が選んだのは「彼方のデスクトップを手元のパソコン上に写しだす」という,非常に原始的な方法.本来,メールはメールサーバーにあるんだし,ファイルのやり取りだけならファイル共有をすれば良いので,わざわざ画面共有しなくても・・・とおしかりを受けそうでは有ります.確かにファイル共有で大体のことは済むのですが,「どこでも,いつもの散らかり具合の見慣れたデスクトップが現れる」という魅力は何にも換えがたいものがあるのです.
手元のパソコンはMacのノート.彼方のデスクに置いてあるのは,メインで使っているMacとサブのWindowsノート.Macの画面を呼び出すのに使うソフトはLeopard標準の"画面共有",Windowsを呼び出すのに使うソフトは,Microsoftが無料で配っている"Remote Desktop Connection (RDC)"です.
画面の中にXPのタスクバーのついた画面とMacのドックがついた別画面がご覧頂けますか?
まぁ,ナント言いますか・・・あっさりと見慣れたデスクトップが目の前に現れた訳です.多少カクカクするものの,マウスカーソルの追従は許せるレベル.特に,RDCの方は優秀そのものです.演算速度自体は(当然ながら)その場で使っているのと全く変わりませんから,画面の切り替わりがちょっとだけ遅いのに慣れればストレスフリーです.パワーポイントの再生はちょっと苦しそうですが,作成は全く問題ないレベル,というと,分かって頂けるでしょうか.
MacからMacに入って,そこからさらにWindowsを呼び出して・・・という意地悪を決行中.それでも,まぁまぁ動きます.
ちょっとマウスの追従が遅いのだけど,tight VNCというソフトを使えば,Windowsマシンを手前において遠くのMacに入る事もできます.これはRDCで入ったWindowsマシンから,さらに別のMacに入った所.
これで,4時間の時間を節約しつつ,取りあえずの雑務をこなせる環境が整いました.
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