「ゆりかもめって,モノレール?」
「新交通システム」
「??????」
謎の表情を浮かべる息子(と妻)にあえて詳しい説明をせず,向かった先はお台場.日本機械学会の主催する小中学生対象の「
夏休みメカ教室」に行くのです.
往路の「ゆりかもめ」はかなりの混み具合.窓から外を見ても「新交通システム」がなんのことやら,良くわかりません.まぁ帰りの楽しみにしましょう.
やってきましたのは,お台場.しかしまあ,お台場は街並も建物もお洒落ですね.都心に近く,オフィス街周辺は車も少なめ,いい環境です.
会場は「日本科学未来館」の会議室.とても明るくて奇麗な会議室です.円卓に工具と工作キットが置いてあり,楽しそうな雰囲気.今回は,自分で工作した風力発電式モデルカーで競争する,という企画です.用意されていたのは
タミヤ製の立派なキット.未来の機械工学者を育てるために,機械学会,大奮発です.
発電の仕組みや火力,原子力,水力のベストミックスなど,大事なお話を聞いたあと,いよいよ工作に突入.普段とくにプラモデル作りや手先を使う作業をしない長男は苦戦しましたが,公文の時には見せない集中力で粘り強く作りあげました.製作時間は,試運転も含めて2時間.
さあ,競技です.ルールは,持ち時間2分間で充電と走行を行い,サーキットを何周出来るか.扇風機の風を当てて充電する時間と実際に走らせる時間の配分は競技者しだいです.・・・が・・・結果は4戦全敗.ほぅ,同じキットなのに,結構差がつくものですね.どうも風車の回転に元気がなく,十分な充電ができない長男のモデルなのでした.
前回の長女に引き続き,夏のホロニガ経験になるか,と思いきや,個人戦が終わったところで,スタッフのお兄さんに色々聞きながら改良を始めました.各部の組み付け直し.グリスの追加.馴染ませるための走行.引き続く団体戦に向けて,結構粘ります.
そして団体戦.優勝チームの平均周回4.4周は下回りましたが,長男はちょうど4周.チームの中ではダントツの頑張りで貢献したのでした.良かったね...
さらに,おまけがつきました.つまようじを触角の様につけたデコレーションが評価され「デザイン賞」をもらいました.タミヤの模型をもう一つ賞品にもらい,ほくほくです.
帰り道.皆が乗ってくるお台場駅より手前から乗ったので「ゆりかもめ」の先頭に陣取る事が出来ました.さて,新交通システムってどんなもの?
- モノレールじゃない.
- 横にレールみたいなものがついてる.
- 鉄道じゃない.
- 運転手がいない!
- バスみたいなゴムタイヤだ.
だいたい特徴が出揃いました.前の列車との間隔や軌道の曲がり具合に応じてコンピュータで自動運転してるんだよ,と説明したら,いたく感心した模様です.
結果オーライな一日を終え,レインボーブリッジの雄大な眺めを楽しみながら,帰路につく父子なのでした.
おまけ1:
レストランにあったノンアルコールビールの広告.「この製品は20歳以上の方の飲用を想定して開発しました」.ひねくれた私は,こういうのを見るとムッとしてしまう訳です.いやはや,修行が足らん.
おまけ2
サンクスで昼ご飯を買った時のレシート,1000円,ぴったしかんかん賞〜.
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