それは一月のある日.新宿の某カメラやでVAIO Pを偵察した時のこと.
ソニーから送り込まれた何人かの麗しきお姉さんと,笑顔のおぢちゃん.そのおぢちゃんと「これ,どうなんでしょう」という話をした訳です.セールストークバリバリのおぢちゃんが突如激しく反応したのは,私が発した「パワーポイント」の一言.
「パワポは止めて下さい!パワポは無理です!パワポだけは・・・ごめんなさい.」
パワポ三段活用です...そうですか.ぱわぽはダメですか.ぱわぽは...どうでも良いけど,ぱわぽって何だかほのぼのした響きですね,私は使わない短縮形だけれど.ぱわぽちゃん,いられちゃん,ふぉとしょちゃん,三人合わせてぐ〜ちょこらんたん,みたいな.・・・インデザインは?・・・インデ?
閑話休題.結局キーボードの素晴らしい出来と通勤バスに缶詰にされるという特殊事情からえいやと買ってしまったのは既に皆さんご存知の通り.そこで,そのパワーポイントがどれくらいのものか,やってみました.環境は以下の通り.
PC: VAIO Type P, VGN-P70H, Windows Vista Home Basic (いわゆる普通の市販モデル)
外部ディスプレー:そのへんにあった,1280x1024のもの,プロジェクターを想定し,1024x768で出力.
コネクタ:VGP-DA10, (VAIO Type P用の外部ディスプレー/LANコネクタ)
電源周りの設定:外部電源無し,バッテリ70%程度,電源管理は”ハイパフォーマンス”設定
ソフトウェア:パワーポイント 2003
使用したファイルの内容:
容量15.7MB,以下の画像を,あえて非圧縮で張付け.
1枚1.7MBのJPEGファイル(3648x2736)を4枚張ったスライド,
1枚320kBのJPEGファイル(2048x1536)30枚をコマ送り(PPTアニメーション,フェードイン)にしたスライド,
さて,多くのノートPCでは,プロジェクタに繋いだとたんに1024x768の解像度に自動変更され,ミラーリングが始まるように思いますが,今回,プロジェクタではなく普通のディスプレーだったためか,あるいはVAIOの外部ディスプレー接続ユーティリティの仕様か,最初繋いだ時は解像度が自動では調整されませんでした.ただし,一旦外部ディスプレーが認識され,適切な解像度を設定すると,そのディスプレーに対しては設定を覚えているようです.会議前に一旦は繋いで調整しておくのが安心でしょうか.
実際の会議時を想定して,外部ディスプレーに繋ぐ前に,ファイルを開き,手元で一通りプレゼンテーションを走らせました.というのも,ファイルを開いた直後,一回目のプレゼンテーションでは,上記のような重いスライドを開くのにちょっと長い(1.7MBx4枚写真入りのもので10秒位)時間遅れが生ずる事が分かったからです.キャッシュに読み込まれるのか(?),一通り走らせたあとはスムーズに動きます.
さて,本番.1) 本体とアダプタの接続,2)アダプタとディスプレーコネクタ(D-sub 15pin)の接続,3)プレゼンテーション開始,の手順です.
そして,これがスライドを走らせてみたところ.結果,私が普段使う,比較的シンプルなスライドなら,まぁ,使えるかな,という感じでした.ただ,一旦手元で走らせる必要があるし,例えば質疑の際に一覧表示する,とか,スライドを素早く送る,となってくると厳しいかもしれません.基本は会場のPCを利用し,自分のPCを使わなくてはいけない時だけ,緊急避難的に使う程度か,と感じました.
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